みなみが残した文章から、ものを言えなくなってしまった「１３歳のみなみの心」の中を見てみたいと思います

・水彩画「みなみとイチゴ」
　　部屋の整理をしていて見つけました。学校で描いたものでもなく、これまで誰も見たことがありませんでした。一番好きな時間（みなみの心）を描いた自画像と思われます。６年生の５月に小学校からもらってきて家で育てているウサギです。真っ白い身体に真っ赤な目から「イチゴ」と名前を付けたそうです。この絵のとおり、ウサギの小屋の前に座り込んで足を投げ出し、「イチゴ」と遊んでいました。

・作文「中学生になって」（2003）
　私は、中学生になって学校に来るのがとても楽しくなりました。
　教科ごとに先生が変わって、部活動の数が増えて、他の小学校から来た人達がいて、すばらしい先輩達がいて、校舎が４階建てのこの中学校が大好きです。
　一日一日に色々な事があって、その事を両親に伝えたり、ペットに話しかけたり、そんな中学生生活にあこがれていました。
　たまには、この学校が嫌いになるような事もあるかもしれません。でも、次の日にはそんな事を忘れて友達と仲良く通学できるそんな中学生をめざしてます。
　この長久手中学校には、よい所ばかりではなく、悪い所もあるという事や、中学校は給食の量が小学校とは比べ物にならないくらい増える事や、「あいさつ」という伝統がある事や、そうじはクラスごとで行う事や、テニスコートが砂だという事など、色々な事が、この学校に来て分かりました。
　この中学校の先生達は、とてもいい先生ばかりです。みんな笑顔がたえず、分からない事があるとていねいに教えてくれます。この学校で三年間を過ごすと、言葉にできないほど、先生達への感謝でいっぱいになりそうです。
　最後に、私は、この中学校に来て、本当に良かったと思いました。これからも、この中学校を大切にし、先輩達、先生達に感謝し、勉強や部活など色々な事を頑張りたいです。

・これが私です（2003年４月）
　　　　学校で書いた自己紹介

　　よく　　　みったん（ちゃん）　　と呼ばれます。
　　　　　「みなみ」を漢字で書く
　　　　　　　　　　　　　　と思われがちですが、実は
　　　　　　　　　ひらがな　　　　　　　なんです。
　　　　　　　　　　　本　　　　　　　が大好きです。
　　夢は　　　　　ヒミツ　　　　　　です。
　　こんな自分ですがよろしくお願いします。
　

・心のノート（中学校の教材：先生が届けて下さいました）
　　私の自 我 像（2003年5月22日）

　　このノートに向かって自己紹介してみよう。

　　　　　こんにちは。
　　　　　ボクは男になりたい女です。
　　　　　性格　意味不明です。
　　　　　よろしく。

　
・よりよい学年集団をめざして
　　　いじめについての学年集会の後で、自分の意見を書いた作文のようです。
　1.　このような出来事が続いている現状をどう思っていますか？
　　　とてもイヤ！なので、なおしていきたいです。やられた人がショックで学校にこれなくなったらどうするの？って感じ。やられた人が何か悪い事でもしたり、言ったりしたのかもしれないけど、それなら、その人の前でハッキリ「イヤ」とか「やんないで」とか「やっちゃだめだよ」とか言ってやればいいだけじゃないの？フザケてやってるならサイテーだと思う。でも、フザケてるだけならすぐにやめれる可能性があるからまだいいかも、、、、。
　2.　今、自分たちができることは、どんなことだと思いますか？
　　　まず、そんな事をしている人を見かけたら、きちんと注意して、これからはもうやらないようにさせる。やっている人が自分で自分を止められないようなら、その人を見はる。でも、今はやった人が誰なのかが分からないから、名のり出てくれるまでまつしかないと思う。こういう出来事の原因も、もしかしたら自分達のたいどやくちょうなどかもしれないので、たがいに信らいしあい、優しい気持ちで、何事にもやる気をもってとりくめるように、だんけつできる学年にしたい。

　　　our memories of 　近江八幡（２００３年６月２４〜２６日)
目的達成はいかに・・・・・　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　１年Ａ組　　　松本みなみ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（教室に掲示してあったものだそうです）

・イラスト（2003）
　技術の時間にみなみがパソコンで作ったスポーツ用品メーカーのロゴです。フロッピーディスクに入っていました。

・小学校の卒業アルバム・文集より
　1.　プロフィール自己紹介：　６年１組２８番　松本みなみ

　2.　みなみの記念館：　小学校生活、中学生になったら、めざせＬリーグ！

・１日だけの日記（2002.12.31）
　題名：　おおみそか！　いちご逃走！！
今日はおおみそか。でもなんだか、おおみそからしくない日。そして１匹のうさぎが逃走した日。名前はいちご。生後７ヶ月くらい。♀（メス）。色は白で目が赤い。大分のおばあちゃんの家にいて朝ごはんを食べているといちごが新聞をガヂガヂ、ビリビリかじったりしたから近くの公園につれていくことにした。それで、かごにいちごを入れて公園に行った。土の上にはなしてやったら、いちごは喜んで走りまわって、犬が来るとビクッ！　としたりしてけっこう楽しかった。でも兄ちゃん２人とお父さんが来てサッカーを始めると、ボールをける音にはんのうして、急に走り出して、いいとこみ〜っけ！　と、でも言うように切りたおされてそのままになってできた木の穴に飛びこんでいった。気づいたときにはもうおそく、いちごはそのまま１５分くらい穴から出てこなかった。私はもうあきらめて、兄ちゃんたちと『とりカゴ』をしていると、お父さんが「もう帰るぞ。」といった。だから、いちごをかごの中にもどそうとして、いちごを棒でツンツンして穴から出そうとした。でもいちごはなかなか出ようとはしない。やっと穴から出ても、つかまるもんか！　って感じで、お父さんやお兄ちゃんの足のあいだをスルスルとすりぬけて穴へもどったと思ったら、穴の入口にはお母さんがすわっていた。そして、いちごは、、、ズボッとお母さんのコートの中にはまっていた。なんともみごとな技でした。また明日も、いちごを公園に連れて行こうと思いました。明日はどんな事がおこるかな〜。楽しみタノシミ・・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　END
・アニメマンガの配役ノート（2003.3.27）

　マンガやイラストを書くことが好きで、６年生の時のクラブ活動は漫画イラストクラブでした。こづかいの中から「花と夢」をよく買っていたようです。ノートにたった２ページだけのメモですが、マンガのストーリーのアイデアだったのでしょう。

　・イラスト　（２００３年）
　みなみが模写したサッカー漫画（ナンバー　テン）のイラストです

　本をよく読むようになったみなみにパソコンで読んだ本の記録をつけてみるよう薦めたことがありました。２０００年、みなみが９〜１０歳（小学校４、５年生）当時のものです。自宅のパソコンの中に、みなみが自分で書いた感想と一緒に残っていました。まだローマ字入力はできず、ひらがな入力で一文字ずつひらがなを拾って書いていたように思います。

私が読んだ本-2000年
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番号 　　　本の名前 　　　　　読んだ日 　　　感想
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1　ながいながいペンギン　の話　　1月4日　　ペンギンのるるがかあさんペンギンと父さんペンギンたち探しにいって迷子になってしまって大きなカモメにおそわれそうになってしまったり冒険に行ってとちゅうでシャチにおそわれたりオオサマペンギンにつかまったりクジラの背中に乗ったり　とてもおもしろかった

2　子ぶたシープピッグ　　　　1月19日　　子ブタのベイブはホギットさんの家ですくすくと育ちシープドックのでる大会へ行ってみごとに優勝するというとても楽しいお話だよ　　

3　がんばれブライアン　　　　1月18日　　ブライアンは大川さんちの犬のサラという♀の犬から生まれたけど7匹目のたった一匹しかいない♂だったんだ大川さん一家はラブラドールというもうどう犬になる犬の赤ちゃんお育てる役目で育てたらまたほかの所へ子犬お送るのでしたブライアンの行った所はえのもとさん一家でしたえのもとさんはブライアンがいるとめいわくでしたけれどブライアンもちゃんとしつけおするといい犬になるということに気がついたから1回目のもうどう試験には失格になってしまったけど２回目のもうどうけんに合格できてよかったな

4　クリスマスキャロル　　　　１月18日　　このお話はがんこなおじいさんがいておじいさんの友達の霊が出てきておじいさんおやさしくそしていつも元気ににこにこしている人のようになってほしいと言うとおじいさんは恐ろしくなって霊の言うととおりにしましたその後おじいさんは誰からも愛されるようになりました

5　トロールの森　　　　　　　1月18日　　お話は面白かったけど本の絵が怖かった　

6　ぼくはベートーべン　　1月22日　　ベートーベンはとっても勇気のある犬だなぁ

7　ネコクラブ3つのなぞ　　　1月24日　　このお話はマルコとポーロの大冒険のお話で悲しいこと楽しいことがいっぱいのっていてとても楽しかった　　

8　チンパンジーのウオロ　　　2月12日　　ウオロはコグリといういずみで生まれた笑うチンパンジーだったけれどウオロが笑って喜ぶのは親のニキとアカティアと昔からの友達のフィナビオだけでほかのチンパンジーは自分の子供じゃないからみんなアカティアとニキとフィナビオとウオロをむししていたそれから1年がたちニキはワニを助けようとしてワニに殺されアカティアは人間の矢にささって死んでしまいフィナビオはウオロが水と果物を取りに行っている間にハイエナたちに殺されてしまってうおろはマーローというやさしい人にであってその人と2年間いっしょにくらしてジャングルに帰ってアウラにであい幸せにくらしたという楽しいお話だったよ

9　アイシテル物語　　　　　　8月2日　　　アイシテルとゆうのはこの物語りの主人公の名前で　アイシテルの家は４人家族　アイシテルトーサンは変わりものです　アイシテルカーサンはスープお作るのがしゅみ人です　アイシテルのイモートのイモトンはがんこものです　そして　アイシテルはさみしがりやです　あいしてるとイモトンの友達のイッシーとボコボコとりあえず人物しょうかいはこれだけでーす　　あるときアイシテルトーサンが