| 委員長 小野田 英久 |
続いて区誌編纂委員会は、多くの皆様のご協力により、約4年半かけて遂に区誌を完成することができました。関係の皆様のご尽力に心から御礼申し上げます。
明知下の歴史や先人先輩の業績を少しでも遺したいとの願いのもと、区誌編纂事業はスタートしました。
区誌に是非掲載したい歴史的記述については、明知の沿革を深谷喜代澄氏に、明知城については安田幸市氏のお二人にお願いしました。
農業を始め各分野ともに取材範囲を徐々に広げ、郷土の人物では、先人の業績を改めて確認いたしました。そして誌上参加で原稿をいただいた29名の皆様の内容も、それぞれ時代の貴重な証言をいただきました。そして編纂作業中に、多くの方から写真や資料を提供いただきました。これまた厚く御礼申し上げます。
こうして出来上がった区誌は、きっと多くの方々に愛読されることを期待して止みません。
ここで私ごとで恐縮でありますが、この編纂期間中いろいろなことを勉強させていただきました。西大平藩、明知沿革史、神社史、塩付街道、姫街道、苗字の歴史、農村更生運動、最近発行の各地の区誌等など。そして謎の郷土史家石川賢宗との出会いができたことは、編纂委員冥利に尽きる思いであります。
今回発行の区誌は、その内容や題材にはまだまだ不十分な点や欠落している部分が多々あることをお詫びし、併せて後世必ずこの小冊子をステップに更に充実した『明知下区誌第2巻』ができることを祈念いたしまして、発行のごあいさつといたします。
■位置と面積■
| 明知下区は三好町の最南端にあり、豊田と刈谷市に接している都市近郊の農業地帯です。 現在は、地区面積169ｈａ、世帯数377戸、人口1,076人(令和3年6月1日現在)で、中心地区に整備された公共施設(公民館・児童館・老人憩の家・ハス池)や神明宮・浄久寺は、地区の誇りとなっています。 |
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| 三好町の中南部地区と人口 |
■『明知下区誌』は、平成17年7月1日発行。350部印刷。
明知の沿革、明知城、時代を語る、農村更生運動、農機具の変遷、トヨタ自動車㈱高岡工場誘致、明知下の通過儀礼、郷土の人物、資料編等A4版 284ページ。
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