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  いのちの授業 鈴木中人

いのちの願い 


 
  いのちのつながり       いのちの授業の思い
    


  「景子ちゃんに会えた気がする人は、手を挙げてください」

   いのちの授業の最後に、、この質問をします。子どもも、おとなも、たくさんの人が手を挙げてくれます。
   そんなとき、つぎのようにお話しします。

   私たちは、生きていく中で、大切な人を必ず亡くします。
   死んだ人とは、会うことも話すことも絶対にできません。
   しかし、その人に会えたような気がすることがあります。それは、なぜでしょうか。

   いのちには、体のいのちと心のいのちがあるからです。
   体のいのちはいつか終わります。
   しかし、心のいのちは、思いとなって永遠につながっていくのです。
   
   いのちを大切にするとは、体のいのちは健康を保つこと、
   心のいのちは、強い思いを抱き行動することです。


    
                                   *単行本「6歳のお嫁さん」より





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