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 14 部材加工 7 2002.10.15記

 

背板 内R 仕上げ

 

 

 

 

 

 

左からサンダー、木片、固めサンディングブロック、柔らかめサンディングブロック

 

 

 
  横ズリベルトサンダーによる加工が終わりましたら、上写真のよ
  うに各部材をバイスで固定して仕上げていきます。この写真は背
  板ですが、前項で書きましたように外 R も切り取ってしまいます
  と、バイスによる固定がしにくくなるのが分かると思います。 
  また平面が出ていますので、作業台の上においての加工も楽に
  出来ます。勿論切り取ってしまっても固定方法は色々可能です
  から、こうした細かな作業手順は自分にあった方法を見つけてく
  ださい。
  後ろ足のところで説明しましたように、まず写真のようにサンダー
  で横ズリ線を縦に目通しして消し、後はサンドペーパーの150番
  240番で仕上げます。

  この内 R 面のサンダーやサンドペーパーによる仕上げについて
  少し詳しく書いていきます。写真のサンダーは面の平らなもので
  すが、普通内 R ですとその R に合わせて湾曲したものや、丸棒
  などをサンディングブロックとして使えば R が合いますので、ス
  ムーズに加工できる発想を持つと思いますが、良く考えて見ます
  とこの場合にはサンドペーパーと部材は点接触になりますので
  不安定ですし、仮にこの R 面が前加工で滑らかな線が出ていな
  かったりして荒れていた場合には、点接触では習い加工気味に
  なってしまい、なかなか滑らかな面に修正しにくい傾向にあります。

  これが平らなサンディングブロックなどですと、内 R 面に対して必
  ず2点接触になりますので非常に安定し、荒れた面の加工でも削
  る部分以外の他の1点でお互いに支え合う事になりますので、習
  い加工になりにくく、速くスムーズに面を修正することが出来ます。
  これは理屈よりも体験してみれば、何方でも直ぐ分かります。
  勿論場合によっては湾曲したものや、丸棒が必要なこともありま
  すが、通常は平らなものだけで快適に全て対処できるはずです。

  二番目の写真は左からサンダー、木片、固めのサンディングブ
  ロック、柔らかめのサンディングブロックです。
  左のサンダー金属板に鋭い突起ちりばめられている物で、各社
  から出ていると思いますが、前に書きましたように荒目だけあれ
  ば十分です。
  木片は20t×45ミリ×90ミリです。これはただの端材ですから説
  明も何もありませんが、寸法的なものを考えますと、サンドペー
  パーが230ミリ×280ミリですから、私は長手を4等分して使うくら
  いが適度ですからこんなものです。
  その右2つは市販のサンディングブロックですが、サンドペーパー
  の目詰まり状況に合わせて軟硬使い分けますが、当然、柔らか
  い物ほど縁(稜線)部分が丸くなりやすいですから、注意が必要
  です。
  サンダー、サンドペーパーの目詰まりは、ワイヤーブラシやエアー
  ガンで吹き飛ばします。