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 26 組み立て 9 2002.10.27記


馬(ヒヒィ〜ン)

       



 

片刃ノコによる楔切断  小鉋を傾けてのホゾ削り
 

 
  ここで組み立てや部材置きに使う馬について少し書いておきます。
  上の写真がその馬ですが、部材などをそのまま床の上などに置
  きますと、傷を付けたり砂が付いたりしますので必ず床から浮か
  して置くようにします。また、板などは裏表の条件を同じにしておき
  ませんと、反りなどが出やすくなりますので馬を使い、裏表とも空
  気に触れた状態で置いたりします。
  組み立てにおいても、やはり床にべたに置いてしまえば傷や砂な
  どが付いたりしますので、馬で浮かせて組み立てます。またこの
  椅子の後ろ足のように、反りの有る物は浮かせなければ保持で
  きません。小物などを作るのであれば必要ありませんが、家具を
  作るのであれば何かと重宝しますので、用意しておかれると良い
  でしょう。
  写真のものは長さが700ミリ高さが120ミリ板厚は36ミリですが、こ
  の大きさですと出来れば板厚が40〜50ミリ程度にしておいた方が
  押し圧が下がりますので良いかも知れません。
  自分の良く作る物の大きさに合わせて2、3種類あると便利です。

  接着剤の乾燥が終わりましたら、最後の仕上げをしていきます。
  作業自体は前に書いたことと同じです。まず飛び出た楔を下の
  写真左のように切り取ります。次に余分なホゾを小鉋で少し残し
  て削り取りますが、ここのホゾ木口は右写真のように鉋をかなり
  傾けて削ります。これを真直ぐにして削りますと、良く切れる鉋で
  も削り終わりにバリが出たりしますので、それを防ぐ意味でも必
  要です。これも私の場合はで、勿論両側から削るなど、うまく処
  理できればどんな削り方でも構いません。
  最後に少し残した部分をノミでそぎ取ります。