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 16 部材加工 9 2002.10.17記


横切り盤による前足前面上部テーパーカット  横ズリベルトサンダーによる前足内側 R 荒ら仕上げ
 

前足加工終了
 

後脚上部 R型紙による罫書き     後脚前上部 鉋による R 削り仕上げ


 

  
  次に前後の足を最終仕上げします。上左の写真は前足前面の
  上部を横切り盤で罫書き線より少し控えてテーパーカットし、鉋
  で仕上げます。
  次に上右写真のように、前足内側面の上部を緩やかな R で仕
  上げます。
  勿論加工は R ですから、バンドソー、横ズリベルトサンダー、サ
  ンダー、サンドペーパーです。
  こうした部分の加工も、直線のテーパーと緩やかな R のどちら
  を先に加工するかで、加工のし易さが変わってきますので、良く
  考えてみてください。
  この辺りの加工はデザイン的な事もありますが、機能、使い勝手
  や座板を取り付ける場合の製作的な意味もあります。
  2段目の写真は加工の終わった両前足ですが、良く見えている面
  は左右方向の内側です。

  これはいたって単純な椅子ですから、どの順序で加工してもさして
  支障があるわけではありませんが、少し複雑なものになりますと
  基準面が消えたり、平面がなくなりますと加工が厄介になりますの   
  で、成るべくこうした所が残るように作業手順を考えて作業してい
  きます。

  次に後ろ足のテーパーカットした、背板を取り付けるホゾの基準
  面にした部分を、3段目の左写真のように R の型紙を作っておき
  罫書きます。後はその罫書き線を目安に、鉋で左の写真のよう
  に削り仕上げます。写真上部分の前面との稜線が左右蒲鉾型に
  揃うようにします。
  この R 加工はデザイン的な面もありますが、ベニマツはあまり強
  度がありませんので、後ろ足の背板通しホゾ部分の機械的強度
  を少しでも稼ぐために、なるべく肉厚を増やし尚且つ視覚的には
  それを感じさせないことを狙ったものです。