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 18 組み立て 1 2002.10.19記


楔用柾目平板

ノミによる割り出し

   ノミによる楔削り    

楔完成


  組み立てにかかりますが、まず初に組み立てに使う、通しホゾに
  打ち込む楔を作ります。
  上左の写真のように、ホゾ幅に合わせたの板厚の板を用意しま
  す。この椅子ではホゾ幅が8ミリ、9.5ミリ、15ミリですから8tと9.5t
  と15tとなります。この板は必ず柾目の板を用意します。次のこの
  板を30〜40ミリの適当な長さに切ります。2段目の写真の左上に
  写っている物ですが、それを写真のようにノミで適当に叩き割っ
  ていきます。

  叩き割った物をノミで削って仕上げますが、私の場合はしゃがん
  で床上で削りますが、3段目の写真のように一枚捨て板を置いて、
  その上でノミで削ります。楔は小さく薄いですから、持ち方削り方
  に注意が必要で、下手をすると指が楔になってしまいますので、
  自分なりの安全なやり方を工夫してください。
  しかし一番大切なことは、良く切れるノミで削ることが無理な力を
  使う必要がなくなりますので、一番安全につながります。
  またこの時に使うノミは楔の大小に関係なく、なるべく幅広の物
  を使うほうが安全に作業がしやすいでしょう。ノミは耳が鋭利で
  特に危険ですから、小さい楔をつまむ指よりもノミの刃幅が広け
  れば耳で怪我をすることを防ぐことが出来ます。
  最後はその下の写真のように楔の先の耳を落として完成です。

  この椅子では全て1枚ホゾで組んでいますので、一脚合計22枚
  程度ですが、2枚ホゾに椅子になりますと10枚以上増えますから、
  結構手間な作業に成りますので、こうした単純作業の繰り返しは
  注意力が落ちやすいですし、体勢が辛いですから、安全には細
  心の注意を払って作ります。
  そこそこノミが切れませんと、この方法で楔を作ることは難しいで
  すし危険でもありますから別の方法で作ったほうが良いでしょう。

  私の場合はホゾに楔を打ち込む切り込みを、前もって入れませ
  んが、部材加工の段階でホゾに2〜3tの丸ノコで楔を打ち込む
  切込みを入れておけば、楔の先を鋭利にする必要がなくなりま
  すので、丸ノコスタンド、昇降盤やバンドソーなどで切断するだ
  けで仕上がります。
  
  この楔の作り方については、Challenge の 「ホゾについて 6」に
  も書いてありますので、そちらも参考にしていただければと思い
  ます。