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 32 編み込み 8 2004.2.3記

ワンクール編み終わった全景です

左前部を後より見たところ  右前部を後より見たところ


  編み方としては至極単純なものですが、編んでみますとこれがなか
  なか奥が深くて難しく、まだまだ編むたびに試行錯誤の繰り返しで
  すが、私なりの捉え方としてはどちらの方法で編むにしても、この
  編み方で一番大切な要となる部分は、下の右写真で言いますと、
  左右と前後に渡したペーパーコードがクロスして、そのクロスした
  部分に右側座枠からペーパーコードを通して前側座枠の下側へ廻
  しますが、この時にいかにしっかりクロスした部分をロックするかに
  なります。これで座面の質が決まってしまいます。
  勿論これだけではありませんが、基本的にこの編み方ではここの
  処理一つで編み上がりの収まり(見栄え)、座面強度(経年変化や
  耐用年数)が決まってしまうのではないかと思いますので、一番重
  要な部分でしょう。
  うまく編み上げればこのロックした部分(編み目)は綺麗な対角の
  稜線となりますが、編み上げた後からの編み目の修正はできませ
  んし、イスを使う間にこの編み目が一度乱れてしまいますと、当然
  修正できませんので、座面が弱くなってしまいます。とにかくしっか
  りロックして編み目が乱れず長持ちしてくれることを目指します。

  後一つこの時に付随して大切なことは、ペーパーコードがクロスし
  てロックする部分は、左右と前後に渡したペーパーコード同士を必
  ず接触させさせてロックします。これを怠りますとイスを使用した場
  合に、座面の編み目が早く乱れてしまいます。
  これも非常に重要なことで、そのために上の写真のようなフレーム
  仕様では、少しでも編みやすくするために、左右と前後に渡したペ
  ーパーコードがクロスした部分の、ペーパーコード同士がなるべく
  近付くようにこうした渡し方を選択していますが、逆にこのことによ
  って前項で書きましたように、このクロスした部分をロックするため
  に通すペーパーコードの向き(上下)が左右、前後対角で変わるこ
  とになってしまいます。