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 17 組み立て 5 2002.11.23記


張り板を釘打ち 

 


 

 
  マークし終わりましたら框切り欠き部分に接着剤を塗布しますが、
  ここは少なめにして板を張ったときに、接着剤がはみ出さない程
  度の量にしておきます。勿論、張り板の相欠き部分には、接着剤
  を塗布してはいけません。折角空ける張り板の伸縮の逃げが無
  駄になってしまいます。
  またここでは切り欠き側ではなく、張り板側に接着剤を塗布しても
  構いません。その場合はシャープペンシルによるマークを省くこと
  が出来ます。
  ただ、この場合には単純に上下だけの釘打ちですが、途中に框や
  棚板が入る場合には接着剤の塗布位置が難しくなります。自分な
  りの張りやすい方法を工夫してみてください。

  次に写真のように釘打ちしていきますが、この釘は小鋲として売
  っているもので、多分釘では一番細いものでしょう。耐久性や釘
  の効きをよくするためにステンレスの釘やスクリュウ釘ではここま
  で細い物が無いようです。
  他にも真鍮の釘なども有りますが、これもここまで細い物は無い
  ようですし、普通は頭が丸いですからこうした釘は板面から頭が
  出てしまいますので、使い勝手を考えていきますと板張りには不
  向きです。無理に頭を沈み込ませるために、釘締めなどで打ち
  込みますと、この場合のように木口に近いところでは木口から割
  れが入ってささくれに成ったりしてしまいます。
  またケーシングネイのような物は首下がテーパー気味になってい
  ますし、少し太いですから張り板の木口が割れやすく、効きも悪い
  のであまりこうしたところには適していないような気がします。当然
  少し太めな釘を使う場合にはキリで下穴を開ける必要がでてくる
  でしょう。
  首下がケーシングネイルのようにテーパーになっている物は木ネ
  ジ(皿ビス)でも同じことで、こうしたもので強く締め付けて行きます
  と木を押し広げて割る方向に力が働きますので、本来木工には不
  向きですから、首下の平らな物を出来れば使いたいところです。
  ただこれも頭が出ますので、埋める場合には座グリを深くする必
  要がありますので、痛し痒しです。
  皿ビスの利点は面一に締めることが出来ることと、位置が決まる
  ことです。これは丁番などの取り付けビスに、皿ビスが多く使われ
  ていることを考えてみれば分かると思います。
  ただこうしたことはケースバイケースもありますし、それぞれの特
  徴をなどを考え合わせて自分なりに決めます。