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 29 扉作り 2 2002.12.5記


ルーターテーブルでホゾ穴を掘ります
 
横切り盤とルーターテーブルでホゾを加工します 

相欠き加工  ホゾ元と胴付き面をさらいます

ホゾ先の入り面を取ります

部材加工終了
 


  上の写真はルーターで堀残した部分をノミで処理して、ホゾ穴(溝)
  加工終了したところです。ルーター加工はルーターテーブルを使い
  横溝ビットで加工しましたが深さは14ミリです。私の場合は少し大き  
  い径の横溝ビットが有りますので加工出来ますが、一般的にはスト
  レートビットで加工すれば良いでしょう。
  このルーター加工において、一度で完全にセンターに溝を空けるこ
  とは大変ですから、こうした場合は溝幅精度自体はそれほど要求
  しませんし、加工手順としても溝に合わせてホゾを彫りますので、溝 
  幅自体の精度よりもセンターに空ける事が大切ですから、向きを
  変えて両面から2度掘りして仕上げます。こうすることで精度良くセ
  ンターに溝を掘ることが出来ます。

  次に扉板を加工していきます。上下のホゾは普通の平ホゾが広い
  だけですから、横切り盤で切込みを入れて、後はルーターテーブル
  の上下の部材溝を掘った横溝ビットで、ホゾ穴に現合確認しなが
  らホゾ幅を加工します。ここも両面から加工しますので、きつめに
  仕上げておけば殆ど目違い無しに仕上がるでしょう。
  またホゾ幅も借り組みして相欠きの逃げスペースが2ミリ空くように
  調整します。
  2番目の写真はホゾ加工の済んだところですが、上の板が右側、
  下の板が左側で、胴付きの有る側が両外、胴付きの無い側が相
  欠き側になります。
  また写真から左右の板幅が違うことが分かると思いますが、見え
  がかりの板幅を左右同じにするには相欠きの性質上、板自体は
  左右異寸で作ること成ってしまいます。当然木表を表にします。
  
  次に板の伸縮の逃げ部分になる相欠き加工をします。ここは板厚
  が18ミリですから、9×9ミリの切り欠き加工(シャクリ)になりますが、
  ここの切り欠きも張り板と同じように、僅かに深めに欠き取りピッタ
  リ重ねたときには0.2ミリ程度互いに飛び出すようにします。
  3段目の左写真は相欠き加工の終わったところです。

  次にホゾを仕上げていきますが、ホゾ元部分の横切り盤とルータ
  ー加工による取り残しをノミでさらい、右写真のように普通のホゾ
  同様に胴付き面をすき取ります。
  次に4段目の写真のように、小鉋でホゾ先の入り面を取ります。
  最後に各部材に仕上げ鉋をかけて、下の写真のように部材加工
  終了です。