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 25 天板作り 3 2002.12.1記

蟻溝ビットに変えててガイドフェンスで掘ります 

 

 

蟻溝加工終了

 

 


 

 

 

 

 
   次に蟻溝ビット先の一番太いところと、ルターベースの外までの寸
  法をスケールで測りますが、これが蟻溝の罫書き線よりルーター
  ベースガイドまでの設定寸法になります。
  ルーターによる溝堀は、基本的にルーターの回転方向の関係から
  進行の方向の左側を削って行きますから、手前(差込口)から削り
  始めることが出来るように、まず初は上の写真のように溝の左側
  にルーターベースガイドを取り付けることになります。当然右側か
  ら削ろうとすれば、奥から手前(差込口)に向かって削ることに成
  りますので、作業し辛いでしょう。

  測定した設定寸法より1ミリほど控えて、ルターベースガイド(フェン
  スガイド)をFクランプで固定します。この寸法設定はそれほど神経
  質になる必要はありませんが、削りすぎは何とも修正が利きませ
  んので、その点だけはスケールで良く確認します。
  私はガイドに1000ミリのアルミスケールを使っていますが、カット用
  などとして出ているなるべく厚いものが最適です。

  まず一度掘り終わりましたら、次にルターベースガイドを最終調整
  して仕上げます。下の写真は加工の終わったところですが、この  
  木端面で初に削ったところと、蟻溝の罫書き線との寸法を測り、
  その寸法分ルターベースガイドの位置を外にずらして修正します。
  この寸法修正はFクランプを少し緩め、150ミリのミニスケールでガ
  イドと罫書き線を測りながら樹脂八ンマーでガイドを叩いて修正す
  れば手早く精度良く出来るでしょう。くどいですがここは先広にな
  らないようにくれぐれも細心の注意を払い調整します。ミニスケー
  ルは0.5ミリまでしか目盛りは有りませんが、目測で0.1ミリまで考
  えながら作業します。

  同様に右側も同じように掘っていきますが、先に書きましたように、
  ここは奥から差込口に向かって削りますから、そのまま通しで掘り
  ますと終わり部分(差込口)にバリが出たり欠けてしまいますので、
  5〜10ミリ手前で止め、この部分だけは逆になりますが左側と同
  様に差込口から掘ります。ここはルーターの回転が逆ですから自
  走しやすいので、慎重にしっかりフェンスに押し付けて掘ります。
  ルーター焼けをおこしやしですが、気にする必要はありません。
  ここも2度目で決めますが、1度目の加工で差込口はルーターの
  回転が逆ですから、捲くれが出ますのでノミで捲くれを削ぎ取り、
  削ったところと、蟻溝の罫書き線との寸法を測り、その寸法でル
  ターベースガイドの位置修正します。
  またルータービットはルーターベースに対して完全に同心円では
  なく、僅か(コンマ何ミリ程度ですが)ですが変心していることが有
  りますので、精度を追及した作業ではこうしたことが影響してきま
  すので、必ず自分の手持ちのルーターやトリマの癖を覚えておく
  と良いでしょう。