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 28 扉作り 2002.12.4記

 

 

扉を作っていきます
 

 


 


  次に扉を作っていきます。この扉は端嵌めで作りますが、2項の設
  計でも書きましたように、これについてはChallengeの「その他のホ  
  ゾ、構造について 16」 中ほどより少し書いてありますので参照
  してください。
  この扉は幅310ミリですから、1枚板で端嵌めにするか反り止めを
  入れるかにしても作ることは出来ますが、その場合は板の伸縮の
  関係で、扉と柱の隙間を大きく取る必要が出て来ますから、見栄
  え的にあまり面白くありませんので、2枚の板を真ん中で相欠きに
  して、ここでスペースを取り逃げを作っておけば、框組みと同じこと
  になりますので、扉と柱の隙間は1ミリ弱にすることが出来ます。
  デザイン的にも少し面白いものになります。
  また、2枚並ぶ扉板の木目は好みにもよりますが、板目でバランス、  
  収まりの良いものを選んでください。ただ上下の端嵌めは構造上、
  柾目の板が適していますので、扉板もそれに合わせて柾目にする
  のも地味で渋いものに仕上がるでしょう。
  ここでは写真から分かると思いますが板目で作ります。

  まず下ごしらえした上下の部材に端嵌めのホゾ穴(溝)を罫書きま
  すが、この場合板厚が18ミリでホゾは6ミリです。ホゾ穴加工は角
  ノミかルーター(トリマ)になります。
  角ノミは深く掘りやすいですし、両サイドまで掘り残すことなく加工
  出来ますが、ホゾ面が荒れてしまいます。
  ルーターは両サイドに堀残しが出来ますし、深く掘りにくい(どんな
  ビットを使うかと掘る向きにもよりますが)傾向にありますが、ホゾ
  面は滑らかに仕上がります。
  今回は扉も小さくあまり深く掘る必要もないですし、ビスなどの補
  強なしに接着剤だけで組むつもりですから、なるべく接着力が上が
  ることを最重視して、ホゾ面が滑らかに仕上がるようにルーターで
  掘ることにしました。