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 32 扉取り付け 2002.12.8記


左から50ミリ、65ミリ、75ミリ
 

木端に取り付け位置をマーク 取り付け位置をスコヤで引き回し

中二枚はクリックで少し大きくなります。

ケヒキで奥行きを罫書きます  ケヒキで厚さを罫書きます
 


  扉が出来ましたので、本体に丁番で扉を取り付けていきますが、
  これは結構面倒で、厄介な作業ですからチョビット詳しく書いてい
  くことにします。
  私の場合、基本的に扉は IN SET で取り付けますが、丁番は一
  番単純な平丁番(角丁番)を使います。上の写真はその平丁番で、
  正式名称かどうかは知りませんが「真鍮厚口引抜き角丁番」と勝
  手に呼んでいます。
  ホームセンターなどではなかなか手に入らないと思いますので、家
  具金物問屋さんなどを当たってみてください。思いのほか安く入手
  できるでしょう。
  左から50ミリ、65ミリ、75ミリで、後一つ90ミリも使っていますが、取
  り付け穴が4箇所(計8箇所)になります。厚口と言うだけあってなか
  なかの肉厚でしっかりしたものですから、この程度の丁番を使って
  おけば申し分無しです。逆にしっかりしたものを作らないと、丁番
  に負けてしまいます。
  IN SET の扉をきっちり収めることは、家具作りにおいて、なかな
  か難しい作業の一つですが、丁番取り付けも思いのほか手間が
  かかり神経を使います。
  丁番の取り付け穴は出来れば写真のように、片側3箇所以上の物
  を使いたいところです。このての丁番は一度で決めることが難しい
  ので、仮止めして取り付けていきますが、その時にはなるべく丁番
  の真ん中辺りに取り付け穴が有るほうが扱いやすいでしょう。

  ここでは一番小さい50ミリの丁番2個で扉を取り付けていきますが、
  ノギスで罫書きに必要な丁番寸法を採寸し、扉は右開きにしますの  
  で扉の右木端に、2段目の左写真のように丁番取り付け位置をマー  
  クします。
  丁番の取り付け位置としては、なるべく上下に離したい所ですが、
  この扉では上下に端嵌めの木口が来ますので、この部分はビスの
  効きが悪いので避けて、端嵌めの木口部分から10ミリ入ったところ 
  から50ミリでマークします。このマーク寸法は丁番(50ミリ)に対して
  有る程度広くしておかなければ丁番が擦れる可能性があります。
  当然丁番が小さければ狭く、大きければ広くします。
  両側合計で0.5ミリ以下を目指しましょう。

  マークした位置で木端にスコヤで罫書き、右写真のように表にも丁
  番の掘り込み深さ分として引き回します。
  次に下左の写真のように木端の掘り込む奥行きをケヒキで罫書き、
  次にその右写真のように、表に掘り込む深さをケヒキで罫書きます。