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 35 組み立て 7 2003.6.11記

各部面取り  ロープを止める溝を掘ります

縦巻き、巻き終わり部分  縦巻き、巻き始め部分

横編み、編み始め部分  横編み、編み終わり部分
 


  最後に残っている各部の表に出る部分の面仕上げと面取りをしま
  す。上左の写真は側座枠の先端部分を鉋で面取りしているところ
  です。
  このイスの背は編み包み(袋編み)になりますから、隠れる部分が
  少ないので縦巻き、横編み共に編み(巻き)初めと終わりのロープ
  を、見栄え良く処理できるように考えておく必要が有ります。
  方法は色々考えられますが、私の場合は今のところ縦巻きは、フ
  レーム仕様とロープを編む目数の関係と作業性から、一番目立ち
  やすい所になってしまいますが、背板の上部にしています。
  上右の写真のように、背板の上部端にロープを埋め込む溝をノミで
  掘りますが、溝自体は端末部分が一番深くだんだん浅くなるように
  テーパー気味に掘ります。掘り込み深さは溝の半分以上までロー
  プが面以下になるようにします。
  二段目の写真は上側が前になりますが、左が巻き終わり右が巻き
  始めとなります。

  次に横編みの編み初めと終わりを掘っていきますが、先の縦巻き
  は左右どちらから始めても、さほど作業性に影響することはありま
  せんが、横編みは編む関係から利き手が影響してきますので、右
  利きと左利きでは編み初めを左右逆にしておく必要があるでしょう。
  下左の写真は前から見て右脚の側座枠の上外側になりますが、掘
  り込み仕様は縦巻きと同様になり、ここが編み初めになります。
  下右の写真は同じ側(面)の上部背板下側に同様に編み終わりを
  掘り込みます。即ち背の横編みは下から上に編み進めることにな
  ります。
  これで椅子本体の組み立ては全て終了です。

  後はオイルを塗りますが、編み込みで隠れる部分はオイルを塗り
  ません。オイルフィニッシュは他と同じでダブりますが、もう一度簡
  単に書いておきますと、小さな傷などはスプレーで水を吹き付けて
  修正し、汚れは水ぶき、シンナー等で綺麗にします。木の粉なとを
  エアーガンで吹き飛ばしウエスなどで綺麗に処理してオイルフィニッ 
  シュで仕上げますが、ここではオイル1回塗りです。
  全体にクリアーオイルを刷け塗りして、15〜30分程度で綿のウエス
  で余分なオイルを拭き取りながら磨き、後1〜3時間程度の間は状
  態を良く見て、木の部分によりオイルの吹き出しなどが有りますの
  で、良く拭き取り磨きます。ここを怠りますと噴出した部分はオイル
  がそのまま固まり、ざらついてしまい滑らかな仕上がりになりませ
    ん。1日そのまま置いてフレームの完成です。