Welcome to   Wood worker kei   home page

    
 

Top
Information
Exhibition
Challenge
Challenge2
Challenge3
Link

 

 Challenge 3   

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
61 62 63 64 65 66 67                          
 37 綿ロープ編み 2 2003.6.13記

ステンレス平鋼と木の編み冶具です

 

 

 

編むために必要な道具です



 


  この椅子では背座の綿ロープ編みは、緩い三次元曲面を出すよう
  にしますが、同じフレームでも編み方により曲面が変わってしまい
  ますし、同じ形に編めたとしても張りの強弱で座り心地が随分違っ
  てしまいます。木工と同じで基準にするものが無い場合は作業が
  厄介になります。特に三次元曲面を出すような場合は再現性が難
  しくなりますので、そうした意味も含めて上写真のような編み冶具を
  二種類使います。もちろん冶具が無くても編むことはできます。

  写真の金属の冶具は3t×25ミリ×700ミリのステンレスの平鋼を R
  に曲げただけのものですが、編み込むテンションは相当かけますの
  でこれでもたわんでしまいます。また編むことを考えますと、面の形
  状が変わってしまいますので、物理的にこの平鋼は少しでも薄くし
  たいところですし、薄くするために幅を広くしますと編みにくくなって
  します。
  また編み進めていく途中で抜き取りますので、そうしたことも含めて 
  考えていかなければなりませんのでなかなか難しいところです。
  実際にはこの冶具を複数本使ったり、たわむ寸法を見越した R の
  物を使って編んでいきますが、この冶具については改善の余地が
  多く有りますので、編み方も含めてまだまだ発展途上ですから、こ
  こに書いてある事を叩き台として色々工夫してみてください。
  写真の下の木片は冶具と呼ぶようなものではなく、23t×30ミリ×
  700ミリのただの木の角棒です。これは背の後面の縦巻きを押さえ
  るためのものです。

  下の写真は編むために必要な道具になります。説明するまでもな
  い物ばかりですが、簡単に書いておきますと左からクリップタイプの
  クランプ2本で、50ミリ程度のものをクランプ出来るものが必要にな
  ります。その斜め上がミニクリップ2個で、なるべく強く挟むことがで
  きるものを選びます。その右下が結束バンドと締める工具です。結
  束バンドはホームセンターなどでも入手できると思いますが、一番
  小さいものから二三種類をロープ径に合わせて使い分けます。
  その隣のラジオペンチに見えるものは、先が平らなやっとこタイプの
  ものです。一番右は木ベラでその隣は細い平ヤスリになります。
  後は説明するまでもないでしょう。
  他にも写真に無いもので、冶具を止めるゴムバンド、ロープを止め
  る小鋲、釘締め、金槌、皮手袋なども必要になります。