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 40 綿ロープ編み 5 2003.6.16記

編み冶具をセットします

 

 


  あまりためにならない能書きばかりで話しが進みませんので、ロー
  プ編みを進めていくことにします。何度も書きますが、ここでは4ミリ
  径の金剛打ち綿ロープを編んでいきます。この綿ロープは化学染
  料で後染めしたものです。またフレーム各部の寸法は4ミリ径用に
  設計して有りますので、ロープ径を変える場合にはそれに合わせて
  編み込みに関係するフレーム各部も寸法変更する必要があります。

  ここで編む方法はカナコと言ったりしますが、まだ他の呼び方もあ
  るようです。どちらかと言えば縦巻きは面を形作るもので、横編み
  で加重を受け止める編み方に感じますが、そのためにまず縦巻き
  の形を三次元曲面の形に近似値的ではありますが、近づけるため
  に上の写真のように、冶具を R 部分の山高部分に留めますが、こ
  れは縦巻きの形を矯正するためのものになります。当然冶具をど
  こに止めるかで曲面が変わりますので、どこに止めたか寸法を確
  認して、図面などにフィードバックしておき今後の参考にします。

  座面部分の冶具は縦巻きロープで押さえますので、固定する必要
  はありません。また裏側はフレーム仕様の関係から縦巻きが多少
  浮くことになりますが、横編みのロープで自然にテンションを掛ける
  方向に押さえることになりますので必要ありません。
  背部分は脚の前後を冶具で挟みますからゴムバンドで止めますが、
  ゴムバンドだけでは縦巻きをしていきますと、後部分は後方に反っ
  ていますからテンションで浮いてきてしまいますので、適当にロープ
  も併用して縛っておきます。
  後部分は板を渡しますが背板の後は外 R ですから、木の平板でも
  ロープを通すことで平板が反ったりフレームから浮いてくることで緩
  い R が付きますので十分です。

  R 冶具の強度が足りなければ重ねたり枚数を増やしたりしますが、
  この編み冶具を入れることで横編みのロープが、格段に通しにくく
  なりますので必要最小限にします。