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 7  部材加工 1 2003.5.12記

角度自在定規による罫書き

各種角度冶具のサンプル

   
  下ごしらえが済んだ各部材を加工していきますが、この椅子の場
  合には殆どの部材に R 角度が付いてきますし、左右勝手が有り
  ますので罫書き、加工は慎重に進めます。
  また、各部材は強度を上げるために、接合部分が少し複雑になっ
  ていますので加工の手数も多いですし、 R や角度が付いています
  ので工程数も多いですから、加工手順を良く考えませんと、加工が
  困難になる場合も有りますので、これも設計の段階から良〜くシュ
  ミレーションしておきます。

  まず部材を罫書いていきますが、R 部分は型紙で、角度は自在角
  度定規で罫書きます。自在角度定規による精度の良い罫書きはな 
  かなか難しいものが有ります。少し太い部材になりますと、自在角
  度定規の設定の微妙な狂いが、四面引き回しに大きなズレを生じ
  させますので注意が必要です。
  有る程度同じ角度を良く使う場合は、ステンレススケールなどを使
  い角度冶具を作っておくと良いでしょう。ただ角度冶具の場合は左
  右勝手が出てきますので、左右ワンセット作っておきます。
  下の写真はこのイージーロッカーのものではありませんが、各種角
  度冶具のサンプルです。
  こうした角度の罫書きは精度良く書くに越したことは無いのですが、
  その角度をどんな方法で加工するかも、考えて合わせて行く必要が
  あります。
  例えばこのイージーロッカーではロッカーや脚に角度の有る溝を掘
  りますが、加工方法は色々有ります。その罫書いた線が仕上がり
  になるような加工の場合は、当然精度の良い罫書きが大切ですが、
  私の場合はこうした溝の両側の切り込みは、横切り盤に角度切り
  の冶具(マイタゲージ)を取り付けて、その角度設定で切り込みます
  ので、罫書き線と狂いが出てしまうことも有りますが、マイタゲージ
  を優先します。勿論、罫書き線に合わせて冶具を微調することも出
  来ますが、精度、再現性を考えればマイタゲージによる加工になっ
  てしまいます。